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引用エビデンス一覧

当サイトの記事で参照している科学的論文・研究データの詳細

E01 🧠 脳・メンタル 2015

咀嚼は海馬依存の認知機能を維持する

Chen H, Iinuma M, Onozuka M, Kubo KY.

PMC / International Journal of Medical Sciences

📝 要約

咀嚼による末梢からの感覚情報が三叉神経を介して脳幹網様体・視床・大脳皮質・海馬へ投射されるとする総説(レビュー)であり、著者ら自身の新規実験ではない。まとめられているのは主にマウス・ラットを用いた先行研究で、臼歯抜去や軟食飼育による咀嚼機能の低下が海馬CA1・CA3のニューロン密度低下や空間記憶課題の成績低下と関連したこと、拘束ストレス下のマウスで咀嚼が歯状回の細胞増殖抑制を防ぎ血中コルチコステロンを低下させたことが報告されている。いずれも動物実験であり、ヒトでの効果を示したものではない。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 総説であり、著者らの新規実験ではない
  • ▸ 動物実験で咀嚼機能の低下と海馬ニューロン減少・空間記憶低下が関連
  • ▸ 動物実験でストレス下の咀嚼がコルチコステロンを低下(ヒトでは未確認)
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E02 🍽 ダイエット・代謝 2016

咀嚼動態の相違がGLP-1分泌に与える影響

菅 悠希(北海道医療大学大学院歯学研究科)

北海道医療大学学術リポジトリ(学位論文)

📝 要約

C57BL/6J雄性マウス計190匹を用いた学位論文(査読誌の論文ではない)。固形飼料群(咀嚼群)と液体飼料群(非咀嚼群、各n=10)を比べると、摂取30分後の活性型GLP-1濃度は咀嚼群で有意に高かった(p<0.05)。この差は迷走神経を薬理学的にブロックした場合や無熱量飼料を用いた場合には消失している。急性の実験(実験1)では、インスリン分泌にどの条件でも有意差が出ていない。一方、12週間飼育した実験2では、空腹時の活性型GLP-1とインスリンがいずれも長期咀嚼群で有意に高く(MWU, p<0.05)、膵β細胞面積も有意に増加した。ただし体重・血糖値・経口糖負荷試験には両群間で有意差が出ていない。著者は「咀嚼はインスリン分泌に影響を与えなかったが、咀嚼習慣はインスリンの分泌にも影響を与えた」と述べている。著者は咀嚼習慣がGLP-1を介してβ細胞の分化・増殖に関与する可能性を考察しているが、マウスでの結果であり、ヒトでの検証ではない。

🔑 キーファインディング

  • ▸ マウス実験。咀嚼群で摂取30分後の活性型GLP-1が有意に上昇(p<0.05)
  • ▸ 迷走神経ブロックで差が消失
  • ▸ 急性ではインスリンに有意差なし。12週飼育では空腹時インスリンが咀嚼群で有意に高い
  • ▸ 査読誌の論文ではなく学位論文
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E03 🍽 ダイエット・代謝 2021

咀嚼は食後の食事誘発性体熱産生(DIT)を増加させる

Hamada Y, Hayashi N.

Scientific Reports

📝 要約

健常な若年男性11名を対象に、200kcalの液体食を「そのまま飲む」「一口30秒間口に含む」「一口30秒間噛む」の3条件で比較したランダム化クロスオーバー試験。食後90分間のDITは 3.4 / 5.6 / 7.4 kcal と有意に増加した(p<0.05)。ただし差は約4kcalで、増加分の半分以上は噛まずに口に含むだけの条件で説明がつく。腹腔動脈の血流は味覚・咀嚼とも対照より有意に増加したが、咀嚼は味覚を上回っておらず(5.5 対 5.9 L)、上腸間膜動脈には有意差が無い。褐色脂肪組織は測定されておらず、空腹感・満腹感・呼吸交換比にも有意差は出ていない。体重・体脂肪も測定されていない。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 食後90分間のDITが有意に増加(差は約4kcal)
  • ▸ 増加分の半分以上は味覚刺激だけで説明がつく
  • ▸ 腹腔動脈の血流は増えるが、咀嚼は味覚を上回らない
  • ▸ 体重・体脂肪は測定されておらず、著者も推測にとどめている
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E04 🍽 ダイエット・代謝 2021

咀嚼機能と食事誘発性体熱産生、メタボリックシンドローム

噛むこと健康研究会 / Suita Study

噛むこと健康研究会

📝 要約

吹田スタディ(Suita Study)における中高年男性599名の追跡調査。咀嚼能力の低さが、メタボリックシンドローム・高血圧・高トリグリセリド血症・空腹時高血糖と独立して関連していた。ただしこれは観察研究であり、咀嚼能力の低さがこれらを引き起こすという因果関係を示したものではない。対象は中高年男性に限られる。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 咀嚼能力の低さがメタボと独立して関連
  • ▸ 高血圧・高トリグリセリドとも相関
  • ▸ 観察研究のため因果関係は示していない
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E05 🍽 ダイエット・代謝 2018

現実的な食事条件下でのナッツの咀嚼:エネルギーバランスへの影響

McArthur BM, Considine RV, Mattes RD.

Nutrients (MDPI)

📝 要約

健常成人50名(男女各25名)を対象に、クルミ28gを粒のまま食べる条件とペースト状にして食べる条件を比較した被験者内クロスオーバー試験。粒のまま食べたほうが満腹感は高く空腹感は低かった(p<0.05)。一方で血糖値・インスリン・活性GLP-1にはいずれも有意差が出ておらず、満腹感の差をホルモンでは説明できていない。著者らは神経を介した経路の可能性を考察で挙げているが、確かめてはいない。糞便へのエネルギー損失はこの研究では測定していない。**満腹感・空腹感の変化量は本文に数値として書かれておらず(示されているのはp値と図のみ)、効果の大きさは原著からは読み取れない。** 参加者の条件に「健全な歯列であること」が含まれており、歯や噛みにくさに問題のある人は最初から対象外である。**資金は著者の1名がカリフォルニアくるみ協会から受けた研究助成による。**

🔑 キーファインディング

  • ▸ 粒のまま食べたほうが満腹感が高く空腹感が低い(p<0.05)
  • ▸ 血糖・インスリン・活性GLP-1はいずれも有意差なし
  • ▸ 甘味への欲求はペーストのほうが低いという逆向きの結果もある
  • ▸ 満腹感の差の機序は特定されていない
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E06 🏥 健康・生活習慣病 2022

咀嚼が嚥下・消化器系・栄養関連因子に与える影響(系統的レビュー)

Kumar A, Almotairy N, Merzo JJ, et al.

Critical Reviews in Food Science and Nutrition

📝 要約

Kumar らによる系統的レビューであり、著者ら自身の新規実験ではない。咀嚼が嚥下・消化管の生理・栄養関連因子に及ぼす影響について既存研究を横断的にまとめたもの。このレビューが扱う主題には、十分に咀嚼されない食塊の消化管内での挙動と血糖応答、咀嚼機能の低下と食物選択の偏り・腸内細菌叢の変化との関連が含まれる。**ただし、これらについてレビューが個別に何を結論したかは抄録に書かれておらず、当サイトは全文を読めていないため確認できていない。**ただしレビューに含まれる個別研究の多くは小規模な介入試験・観察研究である。 **採択された研究は71件で、うち46件は仮説を支持したが、25件は支持しなかった(支持は64.7%)。** さらに著者らのGRADE評価では、咀嚼が嚥下と消化管の生理に重要な寄与をするという根拠の確実性は**「低い〜きわめて低い」**、栄養関連の指標への寄与については**「中程度〜きわめて低い」**とされている。著者ら自身が、確定的な結論のためには適切な設計・十分なサンプルサイズ・明確なアウトカム指標を備えた研究が必要だと書いている。**このサイトで最も多く引いている文献だが、確実性はこの水準である。** 当サイトは抄録の範囲で確認しており、資金源と利益相反は未確認である。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 系統的レビューであり、著者らの新規実験ではない
  • ▸ 咀嚼不足と食後血糖応答の関連が報告されている
  • ▸ 含まれる個別研究の多くは小規模
  • ▸ 71件中25件は仮説を支持していない(支持は46件、64.7%)
  • ▸ 著者らのGRADE評価は嚥下・消化管で「低い〜きわめて低い」、栄養関連で「中程度〜きわめて低い」
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E07 🏥 健康・生活習慣病 2026

咀嚼機能と高血圧の関連(横断研究、HbA1cが18%を媒介)

Guo H, Yang H, Li J, Lv T.

Medicine (Baltimore)

📝 要約

米国NHANES 2005-2018年データを用いた横断的観察研究。非入院成人25,638名を対象に機能的歯牙単位(FTU)で咀嚼機能を評価したところ、最適群(FTU 10〜12)は低下群(FTU 3未満)に比べて高血圧の調整オッズ比が0.82(95%CI 0.72-0.92)だった。媒介分析では、この関連の18.0%(95%CI 14.8-21.1)がHbA1cで統計的に説明された。ただし横断研究であり、著者ら自身が因果関係を証明するものではないと限界を明記している。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 横断的観察研究(n=25,638)。咀嚼機能と高血圧に逆相関(調整OR 0.82)
  • ▸ 媒介分析でHbA1cが関連の18.0%を統計的に説明
  • ▸ 著者ら自身が因果推論はできないと明記
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E08 🏥 健康・生活習慣病 2023

自律神経バランスとED(勃起不全)の関係

Xu J, Chen Y, Gu L, et al.

Frontiers in Endocrinology

📝 要約

心因性ED患者75名と健常男性75名(計150名、平均31.9±7.1歳)を比較した横断研究。ED患者では知覚ストレス(PSS-10)が有意に高く、LF/HF比(交感神経活動の指標)が有意に上昇(p=0.014)、HF・pNN50(副交感神経の指標)が有意に低下した(各p<0.001)。一方、論文の題名にあるHPA軸については、コルチゾールの指標がいずれも群間で有意差なし(CAR AUCi p=0.744、CAR AUCg p=0.972、日内AUCg p=0.970、DCS p=0.784)で、著者らは心因性ED患者のストレス反応はHPA軸の乱れではなく自律神経の不均衡が特徴だと結論している。この論文は咀嚼について一切言及していない。以前この項目には「リズミカルな咀嚼がHPA軸の過剰反応を抑制する」という記述があったが、原著に存在しない記述だったため削除した。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 横断研究(n=150)。心因性ED患者でLF/HF比が上昇、HF・pNN50が低下
  • ▸ 横断研究のため因果の方向は示されていない
  • ▸ コルチゾールの指標には群間差が無く、著者らはHPA軸の乱れではなく自律神経の不均衡だと結論
  • ▸ この論文は咀嚼を一切扱っていない
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E09 🏥 健康・生活習慣病 2024

ED(勃起不全)の定義と病態生理

Johns Hopkins Medicine(患者向け解説ページ)

Johns Hopkins Medicine(査読論文ではない)

📝 要約

Johns Hopkins Medicine が公開している患者向けの一般解説ページであり、査読論文ではない。EDを心血管疾患や代謝異常の早期指標として紹介し、器質性EDの主なリスク因子(肥満、インスリン抵抗性、糖尿病、動脈硬化、高血圧)を解説している。咀嚼との関連については一切触れられていない。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 査読論文ではなく、病院の患者向け解説ページ
  • ▸ EDは心血管疾患の早期指標として紹介されている
  • ▸ 咀嚼については触れられていない
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E10 🧠 脳・メンタル 2020

勃起の中枢神経メカニズム

Irwin Goldstein(Boston University Sexual Medicine)

BU Sexual Medicine(査読論文ではない)

📝 要約

Boston University Sexual Medicine が公開する一般向けの解説ページであり、査読論文ではない。勃起の開始と維持には副交感神経の優位性と一酸化窒素(NO)による血管平滑筋の弛緩が必要で、交感神経の活性化は勃起を阻害する方向に働くこと、REM睡眠中の夜間勃起は交感神経がオフになることで生じることが説明されている。咀嚼との関連については一切触れられていない。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 査読論文ではなく、大学部門の一般向け解説ページ
  • ▸ 勃起には副交感神経の優位が必要という一般的な生理学の説明
  • ▸ 咀嚼については触れられていない
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E11 🧠 脳・メンタル 2024

ガムを「噛むこと」によるさまざまな作用

菅野 範(株式会社ロッテ 噛むこと研究部)

砂糖類・でん粉情報(独立行政法人農畜産業振興機構)

📝 要約

ガムメーカーである株式会社ロッテ「噛むこと研究部」所属の菅野範氏が、独立行政法人農畜産業振興機構の広報誌に寄稿した一般向けの解説記事。査読論文ではなく、著者はガム製造企業の社員である(利益相反あり)。唾液中S-IgA濃度の上昇、頭皮血流の増加、フェイスライン角度の変化などが、主に著者自身や同社関連の小規模な非盲検試験を引用して紹介されている。なお、女子中学生を対象とした1カ月の介入による咬合力・スタートダッシュの改善(菅野ら2020)と、中学2年生を対象とした14週間の介入による数学スコアの改善(Johnston et al. 2012)は別々の研究であり、以前この項目はこれを1つの介入として記述していた。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 査読論文ではなく、ガムメーカー社員による一般向け解説記事(利益相反あり)
  • ▸ 咬合力・運動能力の改善と数学スコアの改善は別々の研究
  • ▸ 引用元の多くが著者自身・同社関連の小規模非盲検試験
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E12 💇 美容・アンチエイジング 2016

頭皮マッサージが毛髪の太さを増加させる(メカノバイオロジー)

Koyama T, Kobayashi K, Hama T, Murakami K, Ogawa R.

PMC / ePlasty

📝 要約

健常男性9名に対し、マッサージ機器(170rpm)を側頭部の片側に1日4分間、24週間当てた。毛髪の太さが0.085mmから0.092mmへ有意に増加。独立した対照群はなく、同一人の反対側頭皮を無処置の対照とした被験者内比較である。別途、培養したヒト毛乳頭細胞に機械的伸展を加えたところ、毛髪成長に関わるとされる遺伝子の発現が変化し、IL6の発現が低下した(培養細胞での結果であり、被験者で測定したものではない)。

🔑 キーファインディング

  • ▸ マッサージ機器を側頭部に24週間当てて毛髪径が有意に増加
  • ▸ 対照は同一人の反対側頭皮(独立した対照群はない)
  • ▸ 遺伝子発現とIL6低下は培養細胞での結果
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E13 💇 美容・アンチエイジング 2023

毛髪の成長サイクルと脱毛の統合的メカニズム

Natarelli N, Gahoonia N, Sivamani RK.

Journal of Clinical Medicine (MDPI)

📝 要約

毛周期と脱毛の機序をまとめた総説(レビュー)であり、著者ら自身が新たに実験した報告ではない。毛包のある真皮深層への血液供給は、毛髪の成長期における血管新生や細胞分裂に関わるとされる。AGAにはDHTなどのホルモン要因が関与する。なお、咀嚼や側頭筋の動きについては、この文献では扱われていない。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 総説であり、著者らの新規実験ではない
  • ▸ 頭皮の血流は毛母細胞の分裂に関わる
  • ▸ 咀嚼との関連はこの文献では扱われていない
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E14 🏥 健康・生活習慣病 2018

咀嚼と肥満に関する系統的レビュー

Tada A, Miura H.

BMC Oral Health

📝 要約

2007年から2016年に発表された18研究(横断研究16件、コホート研究1件、RCT1件)を対象とした系統的レビュー。横断研究16件のうち12件で咀嚼機能の低下と肥満の関連が報告され、唯一のRCT(8週間のガム咀嚼介入、E28)では介入群でウエスト周囲径が有意に減少したが、対照群との差は有意ではなく、体重とBMIはどちらの群でもほとんど変化していない。レビュー著者ら自身も「ガム咀嚼だけでは有意な効果は得られないかもしれない」と書いている。さらに著者らは、対象研究の大半が横断研究であるため因果関係の証明には至っておらず、さらなるRCTが必要だと結論づけている。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 系統的レビュー(18研究、大半が横断研究)で咀嚼機能低下と肥満に関連
  • ▸ 唯一のRCT(8週間のガム咀嚼)は介入群内でウエスト周囲径が減少したが、対照群との差は有意でなく体重・BMIは不変
  • ▸ 著者ら自身が因果関係の証明にはさらなるRCTが必要と明記
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E15 🏥 健康・生活習慣病 2003

50歳以上の男性における性機能と身体活動の関連

Bacon CG et al.

Annals of Internal Medicine

📝 要約

50歳以上の男性31,742名を対象とした大規模コホート研究(Health Professionals Follow-up Study)。身体活動量の多さや適正なBMIの維持が、良好な勃起機能の維持と強く関連することが示された。この論文はGLP-1・HbA1c・咀嚼のいずれについても扱っていない。以前この項目には「咀嚼機能の向上が…これらの保護因子を間接的に強化する」という記述があったが、原著に存在しない記述だったため削除した。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 31,742名の大規模コホート研究
  • ▸ 身体活動と適正BMIが勃起機能の維持と関連
  • ▸ GLP-1・HbA1c・咀嚼への言及は原著に一切ない
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E16 🧠 脳・メンタル 2026

「受け口」患者の咀嚼時脳血流と認知機能の関連

Inagawa Y, Kanzaki H, Kariya C, et al.

Scientific Reports(パイロット研究)

📝 要約

下顎前突症(反対咬合)の患者群と健常者を比較したパイロット研究(論文タイトルに pilot study と明記)。咀嚼時の脳血流(fNIRS計測)は下前頭回で健常対照群(n=17)より患者群で有意に低かった(中央値で右側 57%→23%、左側 50%→33%)。一方、認知機能(アイトラッキング評価、健常群n=59・患者群n=44、平均25歳前後)は全体スコアに有意差がなかった(p=0.48)。患者群内では咀嚼時脳血流と認知機能スコアに正の相関がみられた。なお「咀嚼効率が30〜50%低下」は本論文の測定値ではなく先行研究からの引用であり、将来の認知症リスクについて著者らは言及していない。

🔑 キーファインディング

  • ▸ パイロット研究。咀嚼時脳血流は反対咬合患者で有意に低下(部位により対照の40〜66%程度)
  • ▸ 全体の認知機能スコアには有意差なし(p=0.48)
  • ▸ 対象は平均25歳前後。認知症リスクへの言及は著者らにない
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E17 🍽 ダイエット・代謝 2013

一口30回の咀嚼とGLP-1分泌(健常者と2型糖尿病患者)

Sonoki K, Iwase M, Takata Y, et al.

Endocrine Journal 60(3):311-319

📝 要約

著者ら自身が「パイロット試験」と述べている小規模研究。健常者30名を10名ずつ3群に分け、通常の食べ方と、片側咀嚼/早食い/一口30回咀嚼のいずれか1条件を比較した(全条件を全員が行う完全なクロスオーバーではない)。460kcalの規定食を用いた。一口30回の条件でのみ、食後30分の活性型GLP-1が有意に増加し(9.9±3.3 vs 8.6±2.1 pmol/L, p<0.05)、IAUCも増加した。片側咀嚼と早食いでは有意差なし。**血糖値・インスリンはいずれの条件でも変化していない。** 一方、2型糖尿病患者15名(平均65.9歳)では、一口30回咀嚼と通常の食べ方でGLP-1に差が出ていない。著者らは小規模なパイロット試験であることを限界として挙げ、また活性型GLP-1を抽出処理なしで測定したため基準値が高めに出ている可能性にも触れている。資金は九州歯科大学の研究費で、著者らは利益相反なしと申告している。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 健常者では一口30回で活性型GLP-1が有意に増加(p<0.05)
  • ▸ 血糖値・インスリンはどの条件でも変化していない
  • ▸ 2型糖尿病患者では有意差が出ていない
  • ▸ 著者自身がパイロット試験と明記した小規模研究
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E18 🍽 ダイエット・代謝 2011

咀嚼回数を増やすと1食の摂取エネルギーが減る(肥満・非肥満の若年男性)

Li J, Zhang N, Hu L, et al.

American Journal of Clinical Nutrition 94(3):709-716

📝 要約

中国の若年男性30名(非肥満16名・肥満14名)を対象に、一口15回噛む条件と40回噛む条件を比較した試験。**一口は食物10gと定義されており、回数だけでなく一口の量も揃えてある。** 40回噛んだ条件のほうが摂取エネルギーが11.9%少なく、血中グレリンが低く、GLP-1とCCKが高かったと報告されている。抄録の書き方は「肥満か否かによらず、40回条件で11.9%少なく摂取した」であり、群ごとに11.9%という意味ではない。**なお抄録に出てくる2200 kJの検査食は消化管ホルモンを測るために2条件で食べたもので、11.9%の差がどの食事で測られたのかは抄録からは決められない。** **このサイトは本論文の全文を読めていない(有料)。** 上記は抄録から読み取れる範囲であり、各数値の有意水準・順序のランダム化の有無・著者の申告する限界・資金源は確認できていない。対象は男性のみである。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 一口40回は15回より摂取エネルギーが11.9%少なかった
  • ▸ グレリンが低く、GLP-1・CCKが高かったと報告されている
  • ▸ このサイトは全文を読めておらず、有意水準や資金源は未確認
  • ▸ 対象は若年男性のみ
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E19 🍽 ダイエット・代謝 2015

空腹時のガム咀嚼と血中GLP-1(健常非肥満男性)

Xu J, Xiao X, Li Y, et al.

Endocrine 50(1):93-98

📝 要約

健常な非肥満男性12名を対象とした被験者内クロスオーバー試験。空腹の状態で、砂糖不使用のガムを2分間に80回のペースで30分間噛む日と、噛まない日を3日あけて比較した。30分時点のGLP-1は噛んだ条件で有意に高かった(49.6±20.3 vs 38.9±20.9 pmol/L, p=0.031)。満腹感も15分・25分・30分で高かった(それぞれp=0.043・p=0.014・p=0.018)。**血糖値・インスリン・GIPと空腹感には有意差が出ていない。** 著者らの結論は「GLP-1を増やす」ではなく、空腹時に低下していくGLP-1の低下を和らげる、という書き方になっている。限界として採血量の制約と、他の消化管ホルモンを測っていないことを挙げている。資金は中国国家自然科学基金(課題番号81170736)で、企業資金ではない。著者らは利益相反なしと申告している。なお12名と小規模で、対象は男性のみである。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 空腹時のガム咀嚼で30分後のGLP-1が有意に高かった(p=0.031)
  • ▸ 血糖値・インスリン・GIPには有意差なし
  • ▸ 著者の結論は「増やす」ではなく「低下を和らげる」
  • ▸ 12名の小規模試験で対象は男性のみ
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E20 🍽 ダイエット・代謝 2024

野菜を噛んで食べた場合の食後の血糖・インクレチン(健常若年男性・RCT)

Kamemoto K, Tataka Y, Hiratsu A, et al.

Scientific Reports 14:7557

📝 要約

健常若年男性19名を対象としたランダム化クロスオーバー試験。千切りキャベツをメトロノームに合わせて噛んで食べる日と、同じ量のキャベツをペースト状にして噛まずに食べる日を比べ、その後に同じエネルギーゼリーを食べて180分間追跡した。総GLP-1は噛んだ条件で45分(p=0.002)・60分(p=0.017)・90分(p=0.049)に高く、インスリンとGIPの増加分の曲線下面積も高かった(p=0.019 / p=0.009)。**ただし、この試験には咀嚼を支持しない結果も同時に出ている。** GLP-1は120分(p=0.027)と180分(p=0.023)では逆に噛んだ条件のほうが低く、GLP-1全体の曲線下面積には有意差がない。血糖値は曲線下面積で差がなく、30分時点ではむしろ噛んだ条件のほうが高かった(p=0.007)。食欲や摂取エネルギーは測っていない。**資金はキユーピー株式会社(東京)で、著者9名のうち3名が同社の従業員である。** 別の1名も同社から研究資金を受けたことを開示している。著者らは「健常な若年男性のみで人数が少ない」「習慣的な咀嚼回数を調べていない」「テスト食がゼリーなので固形の混合食に一般化できない」ことを限界に挙げている。なお比較されているのは咀嚼回数ではなく食べ物の形(千切りかペーストか)で、この点はE05と同じ設計である。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 噛んだ条件でGLP-1が45・60・90分に高く、インスリンとGIPの曲線下面積も高い
  • ▸ ただしGLP-1は120分・180分では逆に低く、GLP-1全体の曲線下面積には差がない
  • ▸ 血糖値は30分時点でむしろ噛んだ条件のほうが高かった(p=0.007)
  • ▸ キユーピー株式会社の資金で、著者9名中3名が同社従業員
  • ▸ 比較しているのは咀嚼回数ではなく食べ物の形
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E21 🏥 健康・生活習慣病 2024

歯の喪失と栄養状態の関連(系統的レビューのオーバービュー)

Kaurani P, Kakodkar P, Bhowmick A, Samra RK, Bansal V.

BMC Oral Health 24(1):838

📝 要約

系統的レビューをさらにまとめたオーバービューで、著者らの新規実験ではない。1,525件から7件の系統的レビュー(うち3件はメタアナリシス付き)を採択した。無歯顎または部分的な無歯顎の人は低栄養または低栄養リスクになりやすいという結果が2件(RR=1.095, 95%CI 1.007-1.190, p=0.033 / RR=1.22, 95%CI 1.11-1.32, p<0.01)。**ただし残る1件は、無歯顎と低栄養に関連なしという結果だった(RR=1.072, 95%CI 0.9657-1.200)。** 採択した7件の質はAMSTAR 2で「高」4件・「低」1件・**「きわめて低」2件**であり、著者らは「入手できる根拠への信頼度は低い」と結論に書いている。**曝露は歯の本数であって咀嚼能率ではない。また義歯などの補綴介入と栄養状態の関連を扱ったレビューは、最初から除外されている。** 著者らは資金を受けておらず、利益相反もないと申告している。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 系統的レビューをまとめたもので、著者らの新規実験ではない
  • ▸ 低栄養と関連ありが2件、関連なしが1件と結果が割れている
  • ▸ 採択レビュー7件のうち2件は質が「きわめて低」
  • ▸ 曝露は歯の本数であって咀嚼能率ではない
  • ▸ 義歯などの補綴介入を扱ったレビューは除外されている
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E22 🏥 健康・生活習慣病 2022

嚥下障害のある成人への食形態調整食ととろみ剤(系統的レビュー・診療ガイドライン第2次更新)

Hansen T, Beck AM, Kjaersgaard A, Poulsen I.

Clinical Nutrition ESPEN 49:551-555

📝 要約

口腔咽頭嚥下障害のある18歳以上を対象に、とろみ剤と食形態調整食の効果を調べた系統的レビュー(PRISMA準拠、Cochrane risk-of-bias 2とGRADEで評価)。PubMed・Embase・CINAHL・Cochrane Database of Systematic Reviews・CENTRAL を2015年1月1日から2021年5月19日まで検索し、**新たに採択できた研究は1件だけだった。** 合計3件のRCTになったが、うち2件は前版のガイドラインに既に入っていたもので、**3件はいずれも液体のとろみ付けを扱っており、食形態そのもののRCTではない。** 著者らの結論は「とろみ付き液体または食形態調整食が、死亡や肺炎を防ぐ、あるいはQOL・栄養状態・経口摂取を改善するという説得力のある根拠は無い」であり、とろみ付けに対する**弱い反対推奨**は今回も変更されなかった。**これは「効かない」ではなく「確かめられていない」という意味である。** 著者らはさらなる研究とアウトカム指標の議論が必要だと書いている。なお当サイトは本文を入手できておらず、確認できているのは抄録の範囲である。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 5つのデータベースを6年分探して、新規に採択できた研究は1件だけ
  • ▸ 合計3件のRCTはいずれも液体のとろみ付けで、食形態そのもののRCTではない
  • ▸ 死亡・肺炎・QOL・栄養状態・経口摂取のいずれについても説得力のある根拠は無いと結論
  • ▸ とろみ付けへの弱い反対推奨は変更されなかった
  • ▸ 「効かない」ではなく「確かめられていない」
  • ▸ 当サイトは抄録しか入手できていない
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E23 🏥 健康・生活習慣病 2021

食べる速さとメタボリックシンドロームの関連(系統的レビュー・メタアナリシス)

Yuan SQ, Liu YM, Liang W, et al.

Frontiers in Nutrition 8:700936

📝 要約

29研究・465,155名をまとめたメタアナリシス。遅く食べる群を基準にすると、速く食べる群はメタボリックシンドローム(OR=1.54, 95%CI 1.27-1.86)、腹部肥満(OR=1.54, 1.37-1.73)、血圧高値(OR=1.26, 1.13-1.40)、低HDL(OR=1.23, 1.15-1.31)、高TG(OR=1.29, 1.18-1.42)、空腹時高血糖(OR=1.16, 1.06-1.27)のいずれもリスクが高かった。**ただし採択29件の内訳は横断研究20件・コホート7件・RCT1件・症例対照1件で、8割近くが横断研究のため因果関係は示せていない。** さらに**曝露はすべて自己申告の質問紙による「食べる速さ」であり、統一基準が無く、咀嚼回数を測ったものではない。** 妥当性が確認されている質問紙を使ったのは29件中16件。29件中16件が日本の研究で、非アジアは4件のみ。腹部肥満については出版バイアスありと判定されている。**また採択29件には6〜18歳の小児を対象とした研究が5件含まれており、成人だけを見た解析ではない。**資金は中国国家自然科学基金ほか公的資金で、著者らは利益相反なしと申告している。

🔑 キーファインディング

  • ▸ メタボとの関連は OR=1.54(95%CI 1.27-1.86)
  • ▸ 空腹時高血糖との関連は OR=1.16(1.06-1.27)と最も小さい
  • ▸ 29件中20件が横断研究で、因果関係は示せていない
  • ▸ 曝露は自己申告の食べる速さであって、咀嚼回数の測定ではない
  • ▸ 腹部肥満については出版バイアスありと判定されている
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E24 🍽 ダイエット・代謝 2014

食べる速さを実験的に変えたときの摂取エネルギーと空腹感(系統的レビュー・メタアナリシス)

Robinson E, Almiron-Roig E, Rutters F, et al.

American Journal of Clinical Nutrition 100(1):123-151

📝 要約

観察ではなく、**食べる速さを実験的に操作した研究だけ**を集めたメタアナリシス(22研究)。ゆっくり食べた条件のほうが、その食事の摂取エネルギーが少なかった(標準化平均差 SMD=0.45, 95%CI 0.25-0.65, p<0.0001)。効果は操作の方法(噛む回数の指示、ペース器具など)によらず一貫していたが、研究間の異質性は大きい。**一方、食事終了時にも、その後3.5時間までにも、食べる速さと空腹感の間に有意な関連は出ていない。** つまり「ゆっくり食べると満腹感が上がる」ではなく「その食事で食べる量が減る」という結果である。**これらはいずれも単回の食事を実験室で操作した試験であり、体重の変化を見たものではない。** 資金は英国 Medical Research Council。ただし**著者の1名はネスレ研究センター、別の1名は Top Institute Food and Nutrition の所属である。** 当サイトは本文を入手できておらず、確認できているのは抄録と著者所属の範囲である。

🔑 キーファインディング

  • ▸ ゆっくり食べた条件でその食事の摂取エネルギーが少ない(SMD=0.45, p<0.0001)
  • ▸ 効果は操作の方法によらず一貫しているが、研究間の異質性は大きい
  • ▸ 食べる速さと空腹感の間には有意な関連が出ていない
  • ▸ 単回の食事を実験室で操作した試験の集まりで、体重は見ていない
  • ▸ 著者の1名はネスレ研究センター所属
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E25 🍽 ダイエット・代謝 2014

飲み込む前の咀嚼回数を増やすと食事量が減る(標準体重・過体重・肥満の成人)

Zhu Y, Hollis JH.

Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics 114(6):926-931

📝 要約

18〜45歳の標準体重・過体重・肥満の成人45名を対象としたランダム化クロスオーバー試験。**固定の回数を指示するのではなく、まず各人の普段の咀嚼回数を測り、その100%・150%・200%で噛ませている。** 昼食のピザを「満腹まで自由に」食べてもらい、摂取量を比べた。100%条件に対し、**150%で摂取量が9.5%、200%で14.8%減少した。** 食事時間は延び、食べる速度は落ちた。**一方、食事終了時および食後60分までの主観的な食欲には差が出ていない。** つまり「食べたい気持ちが減ったから食べる量が減った」とは言えない結果である。**これは単回の食事を見た試験で、体重は測っていない。** 対象は米国アイオワ州エイムズの地域住民。当サイトは本文を入手できておらず、資金源と利益相反は未確認である。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 普段の咀嚼回数の150%で摂取量が9.5%、200%で14.8%減少
  • ▸ 食べ物の形ではなく、噛む回数そのものを操作した試験
  • ▸ 主観的な食欲には差が出ていない
  • ▸ 単回の食事を見た試験で、体重は測っていない
  • ▸ 当サイトは抄録しか入手できておらず資金源は未確認
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E26 🍽 ダイエット・代謝 2019

咀嚼回数を増やすと摂取エネルギーは減るが、食後の血糖とインスリンは変わらない

Borvornparadorn M, Sapampai V, Champakerdsap C, Kurupakorn W, Sapwarobol S.

Nutrition & Dietetics 76(1):89-94

📝 要約

健常体重群と過体重群の計41名を対象としたランダム化クロスオーバー試験。第1相で普段の一口量・咀嚼頻度を測り、第2相で**一口15回と50回**を比較した。過体重の人は普段の咀嚼回数が少なく、摂取エネルギーが多かった。**50回条件では、BMIによらず摂取エネルギーが減少した。** 一方、**インスリンは0・30・60・90・120・180分のどの時点でも咀嚼回数によって有意には変化していない。** 抄録に「50回で血漿インスリンが有意でない上昇を示した」という記述があるが、これは有意差ではない。**血糖については、抄録は時点ごとの結果を書いておらず、「咀嚼は食後の血糖とインスリンに影響しなかった」という結論文とタイトルで非有意を述べている。****なお抄録には摂取量の減少幅が数値として書かれておらず、効果の大きさは抄録からは読み取れない。** 当サイトは本文を入手できておらず、資金源と利益相反は未確認である。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 一口50回で、BMIによらず摂取エネルギーが減少
  • ▸ 血糖もインスリンも、どの時点でも有意に変化していない
  • ▸ 過体重の人は普段の咀嚼回数が少なく摂取エネルギーが多かった
  • ▸ 抄録に減少幅の数値が無く、効果の大きさは読み取れない
  • ▸ 当サイトは抄録しか入手できておらず資金源は未確認
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E27 🍽 ダイエット・代謝 2014

量を固定した食事で咀嚼回数を増やすと、食後の食欲が下がり血糖の動きが変わる(65歳以上の男性)

Zhu Y, Hsu WH, Hollis JH.

Physiology & Behavior 133:136-140

📝 要約

**65歳以上の男性15名**を対象としたランダム化クロスオーバー試験。量を固定した食事(2050 kJ)を**一口15回と40回**で食べ、3時間追跡した。40回条件では、食後の空腹感(p=0.003)・食べ物へのとらわれ(p<0.001)・食べたい気持ち(p<0.001)がいずれも有意に低かった。**血糖・インスリン・GIPは、食事終了時には40回条件のほうが有意に高く(いずれもp<0.01)、後半の食後期には逆に有意に低かった(いずれもp<0.05)。** つまり**上がったか下がったかは、いつ測ったかで変わる。** 3時間後に自由に食べさせた食事の摂取量には差が出ていない。**量を固定してあるため、食欲の変化を摂取量の差と切り離して見られる設計である。** ただしn=15の男性のみで、著者ら自身が長期のエネルギー収支への寄与は今後の課題だと書いている。当サイトは本文を入手できておらず、資金源と利益相反は未確認である。

🔑 キーファインディング

  • ▸ 65歳以上の男性15名という、このサイトでは数少ない高齢者の介入試験
  • ▸ 一口40回で食後の空腹感・食べ物へのとらわれ・食べたい気持ちが有意に低下
  • ▸ 血糖・インスリン・GIPは食事終了時に高く、後半では逆に低い
  • ▸ 3時間後の自由摂取食の量には差が出ていない
  • ▸ 当サイトは抄録しか入手できておらず資金源は未確認
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E28 🍽 ダイエット・代謝 2012

ガム咀嚼による減量のランダム化比較試験

Shikany JM, Thomas AS, McCubrey RO, Beasley TM, Allison DB.

Obesity (Silver Spring) 20(3):547-552

📝 要約

**過体重・肥満の成人201名**を対象とした8週間のランダム化比較試験。介入群102名は栄養情報の冊子に加えて**1日90分以上のガム咀嚼**を行い、対照群99名は冊子のみを受け取った。**主要アウトカムは体重である。** ガム咀嚼の遵守率は95%超だったが、**intention-to-treat解析では、両群とも体重にもBMIにもほとんど変化がなかった。** ウエスト周囲径は介入群で有意に減少したものの(平均-1.4±5.3 cm、p=0.0128)、**群間の変化量に有意差はない。** 収縮期・拡張期血圧も同様に、介入群内では有意に下がったが**群間差は無い**。完遂者のみの解析でも結果はほぼ同じだった。著者らの結論は「8週間の定期的なガム咀嚼は、この過体重・肥満成人において減量を促進しなかった」である。**このサイトが持つ文献のうち、咀嚼の介入で体重を主要アウトカムとして測った唯一のRCTであり、その答えは「動かなかった」である。** E14の系統的レビューが唯一のRCTとして引いているのがこの試験にあたる。当サイトは抄録のみを確認しており、資金源と利益相反は未確認である。

🔑 キーファインディング

  • ▸ n=201、8週間。咀嚼の介入で体重を主要アウトカムに置いた唯一のRCT
  • ▸ 体重・BMIはintention-to-treat解析で両群ともほとんど変化しなかった
  • ▸ ウエスト周囲径は介入群内で有意に減ったが、群間差は無い
  • ▸ 血圧も同様に群間差は無い
  • ▸ 著者らの結論は「減量を促進しなかった」
  • ▸ 当サイトは抄録のみ確認、資金源は未確認
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