咀嚼は海馬依存の認知機能を維持する
Kubo KY, Iinuma M, Chen H.
PMC / International Journal of Medical Sciences
📝 要約
咀嚼による末梢からの感覚情報は、三叉神経を介して脳幹網様体、視床、大脳皮質、海馬へと投射され、広範な神経回路を活性化する。動物実験において、臼歯の抜去や軟食の継続で咀嚼機能を低下させると、海馬のニューロン減少や空間記憶能力の重篤な欠損が生じることが確認された。また、ストレス条件下での「噛む」行動が海馬の神経新生を回復させ、HPA軸の過剰反応を抑制することも示されている。
🔑 キーファインディング
- ▸ 三叉神経→海馬への神経回路が認知機能を支える
- ▸ 咀嚼機能の低下で海馬ニューロンが減少
- ▸ ストレス下での咀嚼が神経新生を回復させる